ますます愛着がわくマイルームに夢を見る

新しい家が建つと、どの部屋を自分の部屋にしようかとワクワクします。

子供なので、やっぱり小さな部屋だろうなとは分かってはいますが、それとなく親に「どこが私の部屋なの?」と聞いてみるのです。

親は当たり前のような顔をして、「あの4畳半の部屋」と言います。

期待と絶望感で少しの間暗くなります。

その狭い部屋に入り、最初は「ああ、こんな部屋か」とため息をついてしまいますが、慣れてくると何だか情がわいてきます。

ここがこれから自分の部屋だけのお城になるんだと思うと嬉しくなります。

その新しい部屋には新しいベッドを置き、タンスも置きました。

その買うお金はお正月で貰ったお年玉を貯めて買いました。

子供ながらに奮発してしまいましたが、それも新しい家だからこそに奮発してしまったのです。

それまでは自分で買うなんてお菓子くらいでしたが、その新しい部屋のために貯金しておいたお金を使ったのです。

その新しい部屋に居ることが楽しくなり、学校が休みの日はずっとそこで過ごしました。

ますます愛着がわく新しい家のマイルームでした。